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​熊野ボルダリングエリア

(KBA)

開拓経緯

熊野ボルダリングエリア(KBA)は、約7年前(2010年)から開拓整備が行われ、現在に至っている。

 岩場の発見当初、地権者に許可なく地元クライマーが楽しむ程度で入山していた。

しかしボルダーが多く、エリアが広範囲であることから、無許可での入山は止めるべきとの判断にたち、地元有力者へ挨拶に伺い、当地域にクライミングができる岩場が多数あることを伝え、クライミングをさせて頂きたい事をお伝えした。

 その後、地元有力者とエリア内の各地権者への挨拶を行い、入山する事と岩場の利用を許可していただいた。

しかしながら、クライマーがボルダーマットを背負って山に入っていく姿をは地元住民からは奇異な目でみられ、決して好意的な状況とは言えなかった。

 

このことから、地元クライマーを中心に、駐車場や地元神社の清掃活動を地道に行った。

 また、大阪のクライミングジムオーナーに外岩クライミングツアーを毎年数回企画していただいた。これらのことをエリア地域の元区長さんに大変喜んで頂き、地元住民のクライマーに対する意識が大きく変化した。

地道に地域に関わる地元クライマーと、他府県から支えてくれるクライマーの輪が広がり、KBAを守る繋がりが出来た。

数年前から地域のふるさと祭りで、ボルダリング体験ブースを出すなど、地域との連携も生まれた。

熊野市からの応援をいただける環境になった。

 皆さんに知って頂きたいのは、私たちクライマーが楽しんでボルダリングができる環境は、

エリア内各地権者の了解と地域の方々の協力なしでは成り立たないことである。

さらに、地元クライマーの献身的な活動がなければ、ボルダリングエリアとして存在しない事を

​知っていただきたい。

 以上のことから、KBAの利用ルールを守っていただき、多くのクライマーにこのエリアに来ていただきたいと願っている。

熊野ボルダリングエリア

​利用ルール

 1 KBAを大切にしていただけないクライマーは、来ないでください。

 2 挨拶のできないクライマーは、来ないでください。

 3 ゴミを持ち帰らない、拾わないクライマーは、来ないでください。

 4 公開エリア外に勝手に入山するクライマーは、来ないでください。

 5 ルールが守れないクライマーは、来ないでください。

 6 公開エリアの課題は、初登者の意向を尊重する。

 7 新たな課題が出来た場合には、紀南クライマーズ協会に報告する。

 8 既成課題のホールドが破損した場合には、紀南クライマーズ協会に報告する。

 9 安全に十分配慮してクライミングする。

10 クライミング終了時にホールドのブラッシングをする。

11 咥えタバコでエリア内を移動しない。

12 火気を取り扱う際は、細心の注意をする。

13 事故が起きた場合、当事者で対応し、紀南クライマーズ協会に報告する。

14 駐車場以外は駐車をしない。

   瀞流荘エリアでは観光客・観光バスに十分に配慮する。

15 瀞流荘エリアでは、ふるさと振興公社加工所前を通ります。

   運営の妨げにならないよう十分に配慮する。

KBAは、クライマーのものではありません。地権者の了解の元で登る事が出来ます。

​エリアがいつまでも存続する為にも皆さん一人一人がエリアを守る意識を持って頂き、このことを十分認識して、クライミングを楽しんでください。

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